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ネットワークエンジニアに必要な資格は何?おすすめの資格や取得難易度を解説

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ネットワークエンジニアに必要な資格は何?おすすめの資格や取得難易度を解説

ネットワークエンジニアは、ネットワークに関するシステム構築ならびに運用、保守、管理を担う仕事です。プログラミングのみならず、ネットワーク全般の知識が求められる職業といえます。この仕事に就くために必要な資格はなにか、気になる方もいるのではないでしょうか。 そこでこの記事では、ネットワークエンジニアが資格を取得すべき理由にくわえて、資格取得に向けた有効な勉強法、そしておすすめできる資格を5つ厳選してご紹介します。ネットワークエンジニアとしての適性をもつ人物像とあわせて、確認しましょう。

 

ネットワークエンジニアが資格を取得すべき理由

結論からいうと、資格をもっていなくてもネットワークエンジニアになることはできます。しかし資格を取得することによって、得られるメリットが多いことも事実です。まずは資格を取得することによるメリットを3つご紹介します。

年収アップを引き出しやすくなる

会社が指定する資格を取得することによって、特別手当を受給できたり、技術者としての評価そのものを高めたりすることが可能です。高難度の資格を取得すればするほど、会社からの信頼度が増し、大きな仕事を任される確率も上昇します。

 

大きな仕事のメンバーとして参加して功績を残すことができれば、上位職へと抜擢される可能性が高まるでしょう。新卒、あるいは転職により入社する場合も、有資格者とそうでない人とでは、初年度の年収に差が生まれる場合もあります。

 

スキルを証明しやすくなる

企業がネットワークエンジニアとしての資質を評価できる機会は、かぎられています。転職希望者を採用する際も、手掛かりとして使えるのは履歴書や職務経歴書しかありません。こうした書類と面談だけで、エンジニアとしての資質を把握することは困難といえます。

 

そこで転職希望者を有利な立場に導いてくれるのが、資格です。第三者からの客観的な評価となる資格は、企業からの信頼度が高いツールです。資格をもつことで自らのスキルを証明でき、転職が容易になるでしょう。

 

独立のしやすさが増す

年収アップを希望するネットワークエンジニアは、企業やフリーランスへの転身というかたちで独立を目指す道があります。独立直後の場合だと、好条件な仕事を確保することが困難ですが、よい資格があれば仕事を任せてもらいやすくなる、という点もメリットです。

 

たとえば募集要項に、「CCNAを保有している人」と記載されているとしましょう。この場合、いくら実力があったとしても、CCNAをもたないエンジニアはその仕事に応募できません。一方でCCNAをもっていれば、独立直後で実績がなくても仕事を確保するチャンスが訪れます。

 

ネットワークエンジニアにおすすめの資格5選

この項目では、ネットワークエンジニアにおすすめの資格を5つ厳選してご紹介します。内訳は国家資格が3つ、ベンダー資格が2つです。それぞれに特徴があり、取得難易度も異なります。現段階のレベルにあった資格を優先して、取得を目指しましょう。

 

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、各分野のエンジニアが取得を目指す国家資格です。ITに関連する基礎知識のほか、C言語を中心とする、プログラミングに関する知識が問われます。ネットワーク関連の出題例も多く、取得することでネットワークエンジニアとしての基礎技術をもつことを示せます。

 

基本情報技術者試験は有名な資格であり、取得難易度が比較的低いため、最初に取得を目指すとよい資格のひとつです。これだけでは就職や転職を有利にすることは困難ですが、さらに難易度の高い資格を取得するうえでの基盤になる資格といえます。

 

ネットワークスペシャリスト試験

ネットワークスペシャリスト試験は、ネットワークエンジニアとしての設計開発や、管理に関する能力を試される試験です。合格することにより、ネットワーク関連のシステムの要件定義をはじめ、システム設計や構築、運用といった能力をもつことが示せます。

 

ネットワークスペシャリスト試験はその名のとおり、ネットワークに特化した資格です。一流のネットワークエンジニアになるためには、必須ともいえる資格のため、取得することがキャリアアップに直結します。ただし合格率は低く、しっかりと勉強しなければ合格できません。

 

情報セキュリティマネジメント試験

情報セキュリティマネジメント試験は、情報セキュリティに特化した能力を問う国家試験です。資格難易度としては高くありませんが、専門的な能力をもつことを示せます。この資格やエンジニアとしての経験を生かし、セキュリティコンサルタントなどのキャリアアップもできます。

 

インターネット上で情報をやり取りする企業や個人にとって、セキュリティ対策を欠かすことはできません。システム開発においても、最重要視すべきポイントのひとつとなるでしょう。ネットワークエンジニアが取得しておくと、応用しやすい資格です。

 

CCNA(シスコ技術者認定)

ネットワークエンジニアにとって登竜門ともいえる、ベンダー資格がシスコ技術者認定です。これまでにご紹介したような国家資格は、すべて半永久的な効力をもちますが、シスコ技術者認定は取得から3年で失効となります。再取得のためには、試験を受けなおす必要が生じます。

 

とくにCCNAは、ネットワークに関する基本からプログラミングにいたるまでの、基礎知識全般を問われる資格です。シスコによる資格の難易度としては2段階目に位置し、CCNPなどの上位資格の取得条件を満たすうえでも必要な資格になります。

 

CompTIA認定資格

CompTIA認定資格は、アメリカのIT業界団体のCompTIA(コンプティア)が運営するベンダー資格です。ネットワークに関する基礎技術のほか、セキュリティやサーバー、クラウドなどの分野に精通することを示す資格として、価値があります。

 

この資格を取得するためには、ネットワークエンジニアとして9ヶ月以上の実務経験をもたなければなりません。試験に参加できる人数そのものが少ないため、希少価値があります。ネットワークエンジニアとして勤務中であれば、ぜひとも取得しておきたい資格です。

 

ネットワークエンジニアへの適性をもつ人物像とは

ネットワークエンジニアへの就職を希望し、難しい資格に挑むのは時間と労力がかかります。そのため、自分自身がネットワークエンジニアに対する適性をもっているのか気になる、という方も多いのではないでしょうか。この項目では、ネットワークエンジニアに求められる資質を3つご紹介しましょう。

 

IT機器全般に興味や知識がある人

ネットワークエンジニアは、一般のプログラマーとは違い、IT機器全般の知識を生かしながらシステム開発を行います。そのため、IT機器全般に興味があったり、知識をもっていたりする人のほうが仕事を進めやすいでしょう。また、仕事の楽しさも強く感じられるはずです。

 

コミュニケーション能力に長けている人

パソコンと向きあう時間が長いプログラマーとは違い、ネットワークエンジニアはクライアントの希望を聞き入れながらシステム開発を進めます。多くの人と話しながら、調整を繰り返す仕事のため、コミュニケーション能力に長けた人物ほど適性があるでしょう。

 

集中力を保つことが得意な人

クライアントとの打ち合わせやシステム開発、運用、テストなどを担うネットワークエンジニアは、タイトなスケジュールで働くことも多い職業です。ミスが起こりやすい状況に陥りやすいため、常に集中力を保つことができる人ほど、仕事を効率よく進められます。

 

ネットワークエンジニアの資格取得に向けた勉強法を紹介

ネットワークエンジニアの資格を取得するためには、比較的かんたんな試験だとしても、最低数ヶ月単位の勉強が必要です。合格に近づくための勉強法を2つとりあげ、デメリットもあわせてご紹介します。

 

独学で資格取得に向けた勉強をする

コストをおさえることを優先する場合は、独学で資格取得に挑むという選択が有効です。この記事でご紹介した資格試験向きの参考書は、一般の書店などでも販売されています。通勤中などのすき間時間を利用して、勉強の時間を作れることもメリットです。

 

とはいえ、わからないことがあった場合は、自己解決しなければなりません。頼る人を見つけられないことは、デメリットとなるでしょう。また面接対策をはじめとする、転職サポートが受けられないことも、難点のひとつといえます。

 

専門のスクールに通って勉強をする

ネットワークエンジニアに向いた資格取得を支えるスクールは、日本各地に存在します。エンジニアスクールでは、専門知識をもつ講師による指導を受けられます。そのため、独学と比較して効率よく勉強できる点がメリットです。

 

資格取得を保証するコースがあるスクールや、提携企業への転職を支援するスクールも存在します。唯一のデメリットとなるのは費用の問題であり、相場としては数ヶ月間の受講で、40~50万円の出費が見込まれるでしょう。

まとめ

ネットワークエンジニアとして働くうえで有効な資格を取得することにより、年収アップや、転職のハードルを下げることが可能です。ここでご紹介した5つの資格は、いずれも取得することで高い評価を得られるものといえます。ぜひ自分にあったレベルのものから、取得を目指しましょう。

 

勉強法としては、独学かスクールに通うかという2つの選択肢があります。それぞれにメリットとデメリットがありますが、金銭面である程度の余裕があるならば、効率よく学習しやすいスクールへの入学をおすすめします。

 

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