騙される男、騙される女

2018年7月17日 6:07 PM

本日は騙される男・騙される女について話したいと思います。

今回のテーマは小説的アプローチです。
騙されるとはどういうことかと私なりに考えると、相手に期待することからまず始まるの
ではないでしょうか。相手について自分に都合の良い解釈をしている-つまり相手は
自分と同じ様な価値観を持った同じ様な人種だと思い込んでいるのです。

騙される人は自分と同じ様な思考を相手にも求めています。
この様に騙されるとは相手は自分とは違うのに自分と同じ様な人だと楽観的に考えること
から始まるのではないかと思うのです。

では騙される男。どんな男性が騙されるのか。
基本的には自惚れが強い男性です。
特に高学歴、その中でも理系。つまり閉ざされた男性だけの世界に生きて来た人です。
高学歴の人は往々にしてプライドが高い人が多いものです。
自分が選んだ女性だから間違いはない、自分は人を見る目があると思い込むのです。

自己愛が強い男性。
自分は優れているという自分への愛が強いと他人の意見を聞かなくなります。
そうした人は自分は間違いを起こさないと思い込むのです。
それなのに彼等は一目惚れし易い。理性的なのだけど人を好きになり易いのです。

信じ込み易い男性。
あの人は良い人だ、素晴らしいと思い込みます。

女性に嫌われない様に振る舞う男性。
女性に嫌われたくないと行動しがちな人は騙され易くなります。

総じて男性の場合は豊かな人-金持ち或いは高学歴の人の方が意外と自信過剰で騙され易いと言えます。

一方騙される女。どんな女性が多いのか。
こちらも似た様な傾向があります。
先ずしっかりしている、仕事が出来る人。
こういう人が騙されます。自信過剰な女性は騙され易いのです。

或いは女子校育ちの女性。
男性と接する機会が少ないと騙され易くなります。

プライドが高い女性。
これは男女共に言えることですが、相手は違うところから来ているのに同化しようとする
人は騙され易いのです。

また八方美人、誰にも好かれたい女性。
良い人と言われている女性は押しに弱く男性の強いリーダーシップや押しに妥協してしまい
ます。

ときめき女性-いつも刺激的な恋愛を求めてしまう女性やイケメン好きな女性。
俗に言う彼氏にしてはいけない3Bと言われる職業-バンドマン、バーテンダー、美容師を
好む人はこれに当てはまるでしょう。
これ等の職業の男性は女性を沢山見ているから女性を知り尽くしています。
女性の欠点も知っているし褒めるのも上手です。
よって彼等は、全員がとは言いませんが、浮気者が多くて二股やそれ以上も平気な人も
多いのです。

お金に余裕がある女性。
経済的に自立している女性。これは金の無い男性が忍び寄ってくる可能性が高いと言えます。

恋愛経験が少ないのに結婚願望が強い女性。
彼女等は今日愛していると言われても明日愛していると言われるとは限らないということが
想定できないので騙され易いのです。

女友達が少ない女性。
これは相談相手が居ないということです。
適切な意見を言ってくれる人がいないと一方通行になりがちです。
冷静な友達がいること、常に相談する相手がいると心強いものです。

自分に自信が無い女性。
男性の顔色を常に気にしたり男性の行動を知りたがる女性です。
メールを見るなど男性の行動を逐一管理したがります。

面倒見が良い女性。
よくいう母性本能が強い女性です。
男の母親になってはいけません。男は甘えるのが上手いものです。
男が甘えてくるということは騙されているということかも知れないのです。

いずれにせよ他人の愛を自分の良い様に解釈しては不幸なことになる可能性が高いのでは
ないでしょうか。

ではどうすれば良いか。
結論は「嫌われる勇気」を持つことです。
「嫌われる勇気」は岸見一郎氏と古賀史健氏によるアドラーという心理学者の「アドラー心理学」を解説した本です。
これはベストセラーになったのでご存知の方も多いと思いますが簡単に言えば
「あの人の期待を満たす為に生きてはいけない」ということを説いています。
つまり「あの人の期待を満たす為に私は居るのだ」と思ってはいけないということです。

相手に好かれようとしてはいけないのです。
男性と女性は根本的に違うしそもそも他人なのですから同化することは出来ません。
あまりに相手に期待することから騙されるのです。

私も随分騙されていますから騙されるのが悪いとは言いませんが、騙されない方が良いに決まっています。
もちろん騙されて強くなることもありますが。

これから暑くなります。
騙される様なことも起こりがちな季節です。
皆様にはよくよく自重して過ごして頂きたいと思います。

世界経済

2018年6月11日 2:08 PM

本日は世界経済について話したいと思います。

12日に米朝会談がシンガポールで開催されます。
世界中が注目している会談です。

先日カナダでG7の首脳会談がありました。
ここでトランプ大統領は米朝会談に向かう為に途中退席しています。
カナダのトルドー首相はそつなくやっていましたが彼はトランプ大統領が退席した後に
G7の合意を行い保護貿易の撤廃を強く主張する声明を出しました。
それをトランプ大統領はシンガポール行きの飛行機の中で聞いて「裏切った、許せない」
とアメリカはG7合意を拒否しました。

このG7の会談は一体何の為にやったのか。
今まであればドイツのメルケル首相やオバマ大統領が主導し滞りなく終わっていました。
しかしトランプ大統領の出現により大きく世界は変わって来ています。

世界経済の見通しを世界銀行が発表しています。
世界銀行は世界の成長率を18年は3.1%、19年が3.0%、20年が2.9%と先行き緩やかに
減速して行くという見通しを立てています。

日本については18年度の経済成長率見通しは1.0%。
これは1月の日銀が予測した1.3%からの大幅下方修正です。
19年は消費税増税が見込まれておりその影響などで0.82%。
20年も0.5%と成長力はかなり減速して行くという結果が世界銀行の調査では出ています。

これ等の数値は何を意味しているでしょう。
トランプ大統領の保護主義貿易-特に先般発表した鉄鋼とアルミ。
対象国に日本やヨーロッパも入っていますが一番の標的は中国です。
三ヵ国協定をしているカナダとメキシコにも税を課そうとしています。
ここにきてカナダも怒っておりアメリカ製品はボイコット、小麦や豚肉も要らないと
言い出しました。メキシコも怒っており豚肉は要らないと言っています。
ヨーロッパはハーレーダビットソンとバーボンとジーンズというアメリカを代表する
製品の関税を大幅に引き上げるなど各国が報復声明を出しています。

トランプ大統領はリアリストです。元々は不動産王だから当然です。
彼の言い分はこうです。
アメリカは損ばかりしておりこれに耐えられない。
商売人として損を覚悟で貿易は有り得ない。国家存亡の危機だとまで言っています。
日本もアメリカのお陰で発展したではないか。日本車はボロ車だったのがアメリカの技術を盗み更にそれをアメリカに輸出して儲けたじゃないか。
中国は劣悪な商品をアメリカに輸出してぼろ儲けしており許せない-これがトランプ大統領の言い分です。
世界貿易機構には極端な関税はしないというルールがあります。
しかしそんなことは関係ない。アメリカの金で発展したのだから返せという言い分なのです。

よく考えてみると日本も家電王国といわれましたが現在は中国や台湾に乗っ取られています。
私が思い出すのは30年前、川崎のあるビルに世界の代表的企業が日本法人本社を構えて
いました。DELLとトイザらスです。
30年経った現在どうなったかは皆様ご存じの通りです。
 
アメリカの株価は堅調です。
NASDAQ市場の5社が世界をけん引しています。
即ちGoogle、Apple、Amazon、Facebook、Microsoft、5社のIT企業です。
一方で日本の好調な産業-株価の値上がり率が高いのは派遣業。
特筆すべきはゾゾタウン、つまり服のネット販売です。

世の中はネット販売やITがけん引していますがこれはジョブズが創ったスマートフォンのお陰です。
スマートフォンがあれば何でも出来ます。
為替や証券も決済出来るしキャッシュレスにも便利です。
アメリカにはそういう企業があるから好調です。

しかしトランプ大統領はハイテク産業を嫌い自動車や農業等、恵まれない労働者層を
浮上させようとメーカーに肩入れしているところがあります。
アメリカの雇用を増やし賃金を上げようとしているのです。

彼は現実主義者ですから言う事がコロコロ変わります。
明日の米朝会談はトランプ大統領の出方を見ようと全世界のメディアがシンガポールに
集結しています。金正恩氏は一躍時の人です。

そうした中で日本はどうなるでしょう。
これまで先進国では中央銀行が金融刺激策を行っていました。
金をばらまき金利を安くすることで金を使うよう促していましたが、ヨーロッパを
中心に漸次金利を上げる政策に移行しつつあります。
その為もあって先進国の成長率は19年2.0%、20年1.7%と減速が予想されています。

日本では日銀が主導しています。
超低金利、金融緩和、株や国債の買い占め。
しかしこれをずっと続けていたら日本は大変なことになります。
これから世界経済は減速する、主要国も減速する、その中で最も酷いのは日本ではないかと
私は危惧しています。
リーマンショックで景気は大幅減速しましたが、オリンピック明けにも日本が日本発の
金融恐慌に見舞われることも有り得ると私は考えています。

現在派遣業は絶好調と言っても優良な企業がお客様になって下さって我々があるのです。
従って30年前の様になれば-企業が大幅に赤字を計上すれば全て我々との契約は終わって
しまうでしょう。
浮かれた話ではないのです。

調子が良い時に浮かれた者が滅びるのです。
それは技術革新でも全てそうです。

派遣でも工場や製造現場で働く人、ハイテク関係で働く人、色々いますがこれから勝負は
自動車です。自動車で日本が勝ち抜かねば日本は終わります。
ホンダはいち早くGMと提携しました。
トヨタは国内6社と組みました。
日産はルノーと組んでいます。
このAI競争はどうなるか誰にも分かりません。
私はGoogleやAmazon、Apple等の出方に注目しています。
巨大な産業だから皆様方も注視して頂きたい。

こうした世界の情勢を踏まえ緊張感を持って仕事にあたって頂きたいと思います。

ドーパミン

2018年5月8日 2:40 PM

本日はドーパミンについて話したいと思います。

ドーパミンとは快感、やる気、学習能力、運動機能や記憶などに重要な働きを司どる
報酬系と言われる神経伝達物質です。
ドーパミンはストレスホルモンとして知られるアドレナリンの前駆体ともいわれます。

ドーパミンはどういう作用をするのでしょうか。
私達が何らかの行動をした時、ドーパミンが出て脳に快感を与えます。
脳は一度経験した快感を記憶し再びそれを得る為の意欲を生じさせようとします。
更に効率良く快感を得る為に学習し行動の精度を向上させようとします。

ドーパミンはこの様な流れで働きます。
何かに成功したり感動したり褒められたりすると「嬉しい」という感情と共に
ドーパミンが分泌され快感を得ます。
その快感という報酬を繰り返し得ようとする意欲がそこから湧くのです。

ドーパミンは快感という報酬から意欲を創るホルモンです。
好きなことをずっと勉強したり、時間を忘れてゲームに没頭したりよりよい記録を
目指して努力出来るのは達成した時にドーパミンが出るからです。
我々は快感と言う報酬を得られることに物凄い魅力を感じているのです。

例を挙げると大王製紙三代目の井川意高氏。
彼は現在54歳。カジノで大損をして子会社から100億円以上横領して有罪となり
刑務所に入りました。
彼は会社の会長であり一族は子会社の株を沢山所有していました。
しかし彼の父は株を売ってしまい会社は同族の枠を離れました。
彼はその売却益400億から借金100億円以上返済しても楽に生きています。

彼が失敗したのは何故でしょうか。
彼が34歳の時に妻子を伴いオーストラリアに旅行し、そこでバカラに興じました。
バカラとは日本で言えば丁半博打の様なもので胴元にかけるかプレイヤーにかけるかと
いう単純なゲームです。
彼は100万円をあっというまに2000万にしました。1時間で20倍です。
こんなぼろい儲けがあるのかと快感を得てしまったのです。

彼は東大を出ており若手のやり手経営者とみられていました。
しかし賭博にはまってしまってからは金曜の5時になると退社するようになりました。
社員には家族サービスだと言っていましたが実はマカオに行ってバカラに興じていたのです。
なんと彼は48時間一睡もせずバカラに熱中し賭け続けたこともあります。
ドーパミンが出ていると眠いという意識が無くなるといわれています。
一種の麻薬と同じ状態です。

彼は身元がはっきりしているので負けても胴元がお金を貸してくれます。
しかしその内にマカオを出入り禁止になりシンガポールに河岸を変えます。
その負けをどうにかしようと子会社から金を融通させたことが発覚し逮捕されたのです。
典型的な金持ちの没落です。
と言っても株の売却益が300億あるのだから没落とまでは言えませんが。

彼の賭け事の原点は小学生の頃。
家族で賭けマージャンをよくやって勝っていたそうです。
また学生時代も銀座のクラブに入り浸り、その金は父親が出していました。
私から見れば甘やかし過ぎではないかと思います。

大体二代目は失敗しません。大王製紙の二代目もそうでした。
問題は三代目です。三代目は苦労しないし創業者の苦労を肌で味わっていません。
組織は甘やかされた三代目で潰れるといわれます。
徳川幕府もそうでした。徳川幕府の場合は五代目が救った訳ですが。

私もドーパミンが出ることをやっています。
ドーパミンはアドレナリンとは違います。
アドレナリンはストレスがかかるとそのストレスで興奮して異常な力が出ます。
例えばオリンピックなどは凄いストレスがかかりアドレナリンが出ます。
ストレスがかかって萎縮してしまうこともありますが、ストレスによりすごい力が
出て金メダルをとることもあります。

話を戻しましょう。
ドーパミンにより人間はやる気になります。
賭け事-パチンコやスロットは興奮します。
賭け事に限りませんが人間は興奮することが無いと生きて行けません。
それでいて自制心が無いと身を滅ぼすことになるというのが難しいところです。
世の中はただ真面目に生きていればいいという生易しいものではありません。

ドーパミンは快感を得ることが出来る物質です。
皆様もそういうものがあるということを念頭に置き滅びないよう自制心を持って頑張って
頂きたいと思います。

入社式訓示

2018年4月3日 4:07 PM

皆様本日はご入社おめでとうございます。
本年は57名の新入社員の皆様に入社頂きました。
ジャパニアスを選んで頂きまして社長として感謝申し上げます。

さて、人生には幾つもの試練というものがあります。
ここで私が言う試練とは心の強さや実力の程度が厳しく試される苦しみ。
また、あることを成し遂げる過程や人生のある局面に遭遇する苦難を指しています。

つまり試練とは苦しみであり苦難であると私は定義しています。
皆様方の最初の苦難或いは試練はおそらく受験であったのではないでしょうか。
自分の希望する専門学校や大学に入れた人もいれば入れなかった方もいたでしょう。
しかし努力はしたはずです。

2つ目は就職。
学校の卒業前に就職という試練があります。
皆様方も様々な会社に応募され或いは落とされ或いは希望通り内定を受けた。
或いは我社だけ応募した。様々なケースがあったことでしょう。
しかし過程はどうであれ、皆様は本日ジャパニアスという会社に入社するに至りました。

ここで縁あって皆様は私達と一緒にジャパニアスという船に乗った訳ですが、これから
ジャパニアス内での試練が始まります。

一般的に会社では昇進という試練があります。
昇進という試練は大会社であれば大抵は課長への昇進を指します。
35歳から45歳になる頃、人生の多くの時間を社会人として歩んで来た頃に訪れる試練です。
しかし私はジャパニアスを選んで頂いた方々については、昇進という試練の前に先ず
技術者として是非とも一人前になって頂きたい。
スペシャリストになって頂きたいのです。

では技術者としての試練とは何でしょうか。
今世の中で最も凄まじい技術の進歩が見られるのは自動車業界です。
燃料はガソリンから電気へ。そして運転の自動化-つまりはAIの登場。
非常に激しい争いが繰り広げられています。

自動車業界には様々な企業がありますがトップのトヨタといえども安泰とは言い切れません。
自動車業界に限って言えば幾らビッグスリーといえど自動運転に遅れをとれば敗者に
なってしまう可能性があるのです。
人工知能を積んだ車が2025年までには完全に道路を行き交う。
自動運転が可能な車自体が完成するのは2020年とさえいわれています。
これは大変大きな技術の革新です。100年に一度ではないかと私は思っています。

人間が乗っていてハンドルだけ持っていればいいという車は既に完成しています。
人間が乗らなくてもボタンを押せば公道を自動で運転し目的地に行ってくれる車が2020年
までには完成します。

しかし様々な問題も山積しています。
例えば損害保険会社。自動車保険はどうなるか。
いずれにしても自動車、或いは船、或いは鉄道すら運転手は不要になるかも知れません。
電車も最初のスタートを押せば後はプログラムで各駅に止まる様になるかも知れない。
技術の世界ほど自動化が進む、そういう世界に皆様は直面しているのです。

特にソフトウェア・IT関係を目指す方には何らかの意味でそういったAI-人工知能を
導入として学ぶ必要があります。
これからのことを考えれば幾ら勉強しても『ここまでで良い』ということはありません。
今までの学生時代と違い、実践の舞台では様々な実験や検証をやることになるでしょう。

時代が大きく変わります。
皆様方も頭をAIを前提に切り替えねばなりません。
単純なことはロボットがしてくれます。事務もそうです。
ただ我社が身を置く技術派遣業界は資本主義社会が続く限り永久に残ると私は
信じています。AIは単純なことはしてくれます。しかし開発はしません。或いは
ノーベル賞はとりません。つまりAIは課題を解決することは出来ますが
創造することは出来ないのです。
戦争等の地政学的問題が起こった場合は別として世界経済がまっとうに続く限りは
派遣会社はなくならないと私は考えています。

皆様方にも入社を希望していた大手の会社があったでしょう。
しかしその会社が絶対に潰れないという保証はありません。
どこでも生き残る訳ではないのです。
自動車は「箱」になるといわれています。
窓もミラーもエンジンも無い。そうなると自動車はオフィスになります。
遠からずそういう時代が来ます。そうすれば運転手は要らなくなります。
しかし技術者は必要です。
皆様は技術という職を失うことはありません。
ある会社が潰れても違う現場に行けば良いのです。

また技術を磨けば収入はついて来ます。
もちろん人生の幸せ或いは喜びは様々あるでしょう。人それぞれです。
客観的に幸せを計る度合いの一つに年収があります。
今日本の労働人口は約6500万人です。
その中には色々な人々がいます。パートさんもいるし何千万も稼いでいる方もいます。
しかし現在の平均年収は400万です。
今般政府が年収850万以上の人を富裕層として税金をとろうとしています。
850万で贅沢な暮らしは出来ません。それが現実です。

しかし私は是非とも皆様方にはこれから10年で年収を700万にはして頂きたい。
やれば出来ると私は思っています。
スキルを磨いて良いお客様先に行き労働力に見合った対価を頂ければ可能です。
更にスキルを高めればそれ以上も可能です。

我社の場合もし技術に限界が来て或いは技術ばかりやるのではなく違うことをしたいと
いうのであれば所長或いは支社長という道もあります。
我社は今全国展開に向け地方に支社を創っています。
ちなみに今年は東京の新宿に大きなオフィスを構える予定です。これはIT技術センターを
兼ねています。
他に大阪、名古屋、宇都宮、京都、福岡など複数の拠点があります。
将来地元に帰る方は地元の支社で働くことも可能になるでしょう。
皆様方のスキルさえつけて頂ければ将来は拓けます。

私の半生の話になりますが、私は17歳の時小説家を志して上京し慶応大学に
進学しました。しかし世の中は甘くないものです。
大学を卒業後はやむなく大手保険会社に就職しました。
そこで20年頑張りましたがあえなく左遷されました。
その後とある技術会社に入社しそこで実績を上げたのですが、51歳である日突然クビに
なりました。
そしてその年にこの会社を創業したのです。

私は決して恵まれた人生を歩んできたわけではありません。
しかしいつだって努力はして来ました。
40代は本当に必死になって働きました。その挙句がクビだった訳ですが…。
50代で起業し最初の3年間は本当に貧乏でした。
そんな苦しい思いをしながらも18年が経ちました。
創業以来赤字は一度もありません。ずっと黒字です。
それで信用という目に見えない評価を世間から頂くことになります。
私は創業当時は貧しかったのですが必ずや社会に貢献したいと考えていました。
貢献とは何でしょうか。
それは雇用であり納税だと思いました。
理念にもうたっていますが多くの方を雇用し国と地方公共団体に納税する。
これがさだめだと信じてやって来ました。
これが我社の今日のささやかな発展に繋がっていると信じています。
そしてそのお陰で今日57名の優秀な社員を迎えることが出来たと思い感謝しています。

私は創業者でありますが自分を偉いと思ったことはありません。
経営者という括りで見ればソフトバンクの孫氏やファーストリテイリングの柳井氏。
彼等は本当に凄い。売上単位は兆です。

我社は50億。50億から見れば兆は雲の彼方です。
つまり企業規模で見れば勝負になりません。

しかし企業には企業の器があります。
我社に集まって頂いた方々はそういうところの人達が集まったのです。
それは悪い訳ではないし劣っているということでもありません。

大きな企業が幸せで小さな企業が不幸かと言えばそういうことはありません。
幸せを掴む為には価値観は色々あります。
例えば皆様の同級生には大きい会社に行った方も居ればもっと小さい会社に行った方も
いる。それに何の違いがあるのでしょう。私は幸不幸には全く関係ないと思います。

私や私の次の経営者の言う通りに行って頂ければ年収アップを約束します。
技術も限界は必ず来ます。限界が来てどこが悪いのです。
永久に発展することなど極々僅かです。天才と言われる人でも限界は来ます。
私は小説を出版し文庫にもなっていますが無名だし偉くもないし有名な小説家から見れば
劣ると自分で思います。
しかし劣ることはダメではありません。それは相対的なことなのです。
一方で企業人としてはいずれ次の世代に託そうと思います。
私は孫氏にはなれません。それこそ器です。しかしそれで良いのだと私は思います。

皆様も社長になろうとか役員になろうと思わなくて良いのです。それは運です。
努力で絶対に達成出来る目標は年収です。
これは誰にも迷惑をかけず、また贔屓や学歴が無くてもスキルがあれば達成出来ます。
その考え方を持って頂ければいずれ大企業の方よりも年収は高くなります。

また是非仕事には仕事へのプライドを持って頂きたい。
仕事のプライドとは何でしょう。
例えば大企業だと「○○企業の誰々です」と会社の名前で仕事をします。
我社など「ジャパニアスの西川です」と言っても「聞いたことないなぁ」
と言われます。実際には皆様が聞いたことのない企業が全体の99.9%なのです。

超優良企業のファナックやキーエンスですら知らない方がいます。
何故知らないのか。宣伝しないからです。
宣伝している企業はブランド力はあるし良い会社ですがしかしそんなのは一握りです。
一方で宣伝していない企業が悪い会社という訳ではありません。

そこで目指すは皆様方の会社内における人生の探求です。
一番分かり易いのは技術です。
例えば営業にはラッキーはあります。しかし技術にラッキーはありません。
特にお客様先に常駐する仕事は、お客様に身贔屓して頂く訳でなし、本当の実力が問われます。

是非とも皆様のこれからの人生を紙に書いて頂きたい。
書いて頂きたいのは10年後の自分です。どうなっていると思いますか。
年齢は何歳か。どんな社員になっているか-もちろん想像です。
結婚しているか。子供は。年収は。
では20年後は。どうなっていると思うか言える人はいますか。
語れば個性ある生き方が出て来ます。

この10年後20年後を思い描くことが非常に重要になります。
10年後の姿に近づく為に今何をすべきか逆算出来る様になるからです。
もちろん今思い描いた10年後の見取り図は変わって良いのです。
その時にそういうことを思ったということが大事なのです。

私も田舎から出て来た失敗の多い男ですが努力だけはして来ました。
今日皆様に選んで頂けるような会社を創るまでに至りました。
或いは小説も文庫を出すところまではいきました。
しかし人生は死ぬまで挑戦です。これで良いということはありません。

これから3ヶ月の長丁場の新入社員研修が始まります。
これは非常に大事です。
これから将来の皆様方の進路を決定する非常に貴重な研修になります。
是非とも身体を壊さないように、また心も壊さないように。
決して自己を追い込んではいけません。
なるようにしかならないのですから自分を追い込まないように。

人間は命さえ落とさなければ絶対にチャンスは来ます。
幾ら失敗したってクビになったって這い上がる気力があれば絶対に立ち直れます。
そう思って私は生きて来ました。

精神的な落ち込みは自己で抱えず相談して下さい。
どんな些細なことでも身体が痛ければ病院にいく。
心が痛ければ同僚か先輩に話をするのです。

その為に「この人は!」という先輩を見つけて下さい。
研修の中でも色々な先輩社員が登場します。
私が良いと思えば私のところに来てください。相談に乗ります。
精神的に壊れるのは最も寂しいことです。

3ヶ月間元気で過ごし次のステップに進まれることを楽しみにしています。
皆様はこれから時に今日の日を思い出しながら自分の目標とする年収を目指して下さい。
そして10年後私に報告出来る様に努力して下さい。

それではこれからよろしくお願いします。

AIと挫折

2018年3月14日 9:04 AM

本日はAIと挫折について話したいと思います。
AIについては東京大学の松尾教授が定義していますが、要するに人工的につくられた
人間の様な知能のことです。AIは人間より良く出来ていると言える部分もあります。

AIは2013年に第三次ブームを迎えました。
AI自体はそれ以前からありましたが「人工知能は簡単なことしか出来ない」と言われて
いました。

それが2010年頃から台頭してきました。
3つ理由があります。
1つ目はビッグデータの普及。半導体、コンピューターの進化です。
2つ目はディープラーニングの発揮。深く深層まで読んでいくことがコンピュータに
出来る様になったのです。
3つ目は人工知能の影響力や距離の伝達が一般的に認められたことです。

AIでよく例に出されるのがチェスや囲碁将棋です。
AIは過去の対戦データを全て読み取っています。
これ等の中でAIが最初に世界チャンピオンになったのはチェスでした。
囲碁将棋は複雑なので無理だろうと言われていましたが比較的単純な将棋は先に
人工知能が人間に勝利しました。
碁についてもグーグルのAlphaGoが出て来てついに中国の最高棋士を倒しました。
今般世界大会がありましたがAIは観戦しており人間が優勝しました。
これ等の世界ではAIの能力が発揮されたということになります。

AIの優れたところは過去のデータを全て読み込んでおり且つ決してミスをしない
ことです。
段々学習能力が高まりあらゆる局面に対応する能力が身についているのです。

AIの最大の見せ場が自動車の自動運転です。
自動車の自動化は早くて2020年、完全自動化は2025年と言われています。
窓もミラーも無い車が目的地を入力すれば一人で動く様になり運転手は要らなくなる。
そんな世界もそう遠くはありません。

リニアは2027年とされていますがリニアは速いというだけです。
一方の自動運転は画期的な効果をもたらします。
つまり人が要らなくなる仕事が沢山出て来るということを意味しているのです。
将来要らない部類に入る職種を選ぶと大変なことになります。
よくよく考えねばなりません。

身につけるスキルも選ぶ必要があります。
受験に記憶力や暗記力は次第に意味をなさなくなるでしょう。
AIには勝てないからです。
創造力や企画力と言った物事を生み出す力の訓練を積んだ方が生き易いのではないで
しょうか。

勿論AIは万能かと言われれば違います。
経営や物事を創り出す・発明するということにはAIは意味をなしません。
AIが音楽を創れるか、小説を書けるか、新しいノーベル賞級の発見が出来るかと言えば
出来ないのです。

それではAIと人間の違いは何でしょうか。
ここで三菱ケミカルホールディングス会長の小林喜光氏の言葉を紹介しましょう。
彼は苦労人で東大を卒業されましたがすんなりと出世した方ではありません。
傍流を歩き苦難に苦難を重ねた結果、今や日本最高の経営者・頭脳と言われるように
なった方です。
その方曰く、人間がAIにはない価値を生み出す為には人間らしい経験を積むしかない。
人間らしい経験とは挫折です。もっと言えば絶望ではないでしょうか。
AIは絶望出来ません。絶望から這い上がるプロセスにこそ人間本来の強みが隠されて
いるはずです。

これは彼の経験から来ています。
AIは失敗しません。しかし人間は失敗しますし挫折もします。
しかしそこから這い上がり新しいものを生み出すことも出来ます。
それが重要なのです。

もう一人、西郷隆盛を紹介します。
彼は49歳で亡くなっており西郷隆盛と改名したのは晩年のことです。
彼は二度の島送り経験と一度の海への入水経験を持ちます。
彼の人生は挫折ばかりで最期は西南戦争で自刃します。
しかし多くの人に慕われています。
それは彼が自己のことを考えず他人の幸せを考える人だったからでありましょう。
稀に見る仁徳の人なのです。

西郷隆盛が今日これほど崇められているのは、業績が素晴らしいのも然ることながら
彼が挫折を知る人だからでしょう。
AIは挫折しませんが人間は挫折も失敗もします。
そこから得られる教訓は計り知れないものがあります。

だから挫折や失敗をしろと言っている訳ではありません。
しかし志が高い人や挑戦意欲がある人は必ず邪魔されるものです。
自分の思う様には中々なりません。

しかし順調に行っている人は中々迫力が出て来ないものです。
その人が悪いのではなく環境がそうさせるのですが。

これからよりよい将来を迎える為に今何をすべきか。
皆様にはよくよく考えて頂きたいと思います、

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