民主主義

2018年11月12日 3:28 PM

本日は民主主義について話したいと思います。
民主主義とはデモクラシーを訳したものです。

デモクラシーの語源は古代ギリシアのデーモクラティアーで人民や民衆、大衆を意味する
デーモスと権力や支配を意味するクラトスをいう言葉と組み合わせたものです。
これには人民権力、民衆支配、国民主権などの意味があり、分かり易く言えば
人民の為の政治ということになります。
この言葉は専制君主による政治との対比で使用されました。
初期の古代ギリシアは、エジプトなどもそうですが、一部の支配者が国を支配しており
民衆は馬鹿だと思われていたのです。
民衆が力を持ち民衆が議員を選び議会を開き議会で政策を論じて国の方向を決めて行く。
これが民主主義であり起源は古代ギリシアです。

日本には大正デモクラシーと呼ばれる時代があります。
第一次世界大戦が勃発していた時代です。
余談ですが今パリでは第一次世界大戦終結100年の式典が行われており多くの首脳が
参加しています。

第一次世界大戦はドイツ・オーストリアという巨大な帝国主義国家にフランスやロシア、
イギリスの連合国が対抗した戦争です。
最初はドイツ・オーストリアが優勢でしたがアメリカの参戦により連合国側が勝利しました。
この戦争では毒ガスや細菌兵器などが使用され、死亡者数の最も多い戦争の一つです。
それを踏まえて民主国家が樹立されたのですが、アメリカが国際連盟を脱退し世界は
第二次世界大戦への道を歩むことになります。
第二次世界大戦を主導したのがファシズム-イタリアのファシスト党とドイツのナチス、
そして日本の東條内閣。この3ヶ国が同盟し第二次世界大戦が起こります。

現在は我々は選挙によって議員を選び彼らに国会を運営してもらう議会制民主主義を
採用しています。
アメリカでも大統領は代議員を選んで決める間接選挙です。
直接大統領制はブラジル等が採用しています。

昨今トランプ大統領を筆頭に自国第一主義勢力が台頭しています。
共産主義国家のロシアのプーチン大統領、中国の習近平国家主席も自国第一主義でしょう。
先般ブラジルもトランプ2世と呼ばれるボルソナロ氏が当選しました。
トランプ大統領は保護主義を訴えています。

自国第一主義-自分の国さえよければ良いという潮流が世界中に蔓延しています。
これは嘗て世界が戦争へと突き進んだ時の空気に近いのではないかと感じます。

これに抵抗していたのが嘗てはオバマ元大統領でありドイツのメルケル首相であり
フランスのマクロン大統領です。
彼等はどちらかと言えば人道主義で人民のことを考え世界平和を希求し環境問題や
移民も含め、穏健な政策をとっています。
それがここにきて窮地に立たされています。
欧州ではイギリスのEU離脱が決まっています。
イギリスはEUに大金を払って何も得していない。イギリス国民は偉大であるから
自国でやろうというのですが、それにより非常に混乱が起こっています。
イギリスのEU離脱を支持したのはトランプ氏です。
ここにきてメルケル氏も党首を解任され名ばかりの首相となりました。
マクロン氏もフランスでは全く人気がありません。

オバマ氏は素晴らしい人物ですが人道主義者は理想主義者でもあります。
ドイツのメルケル氏が批判されているのは移民政策が主な理由です。
アフリカからどんどん移民が来るのを無条件に受け入れておりそれに国民が不満を募らせて
いるのです。

イギリスは移民を断固拒否しています。
アメリカも約7,000人の中南米の移民がメキシコを経由しアメリカへの入国を
希望していますが、アメリカでは軍が壁を築いて入国に反対しています。
アメリカは元々移民の国で移民で成功した国ですが不法な移民は要らないといっています。

その様な世界情勢の中で日本は右往左往しています。
日本はのスタンスは、日本は貿易国家ですから、皆で仲良くやろうということです。
単一民族国家ですから移民は受け入れません。
人手不足を理由に技能者が来ても良いとは言っていますが。
また日本の場合は右か左かも良く分かりません。アメリカの言いなり国家だと言われて
いますがこれが一番当っているかも知れません。
これはアメリカ軍が駐留している故です。
日本は軍を持っておらずアメリカの権力の下にありますから言いなりにならざるを得ません。
では独立すれば良いと言う人もいるでしょうがそれも難しい話です。
実際に軍備拡張は難しいでしょう。

日本の置かれている立場は経済問題に絞って言えば保護主義貿易反対です。
自由貿易で一緒にやろうと言うのが日本の立場です。
これにアメリカはノーと言っている訳ですが。

軍事的な観点からするとどこが日本の敵なのでしょう。
それは今は北朝鮮でしょう。
日本は北朝鮮に対する迎撃ミサイルをアメリカから買います。
北朝鮮からミサイルが飛んで来ればイージス艦で迎撃するとしていますが、
これが4,000億円です。
4,000億円とは例えば保育園の待機児童問題が一気に解決する金額です。
本当にそれにそれだけの金額を払う価値があるのか。他に方法は無いのか。
そういう話にはならないのが現状です。
野党もだらしがない。小さなことをつついて責めるのではなくもっと骨太のことを
やった方が良いと私は思います。

しかし政治とは分かり易いものが好まれます。
小泉内閣の時に郵政民営化で民衆が沸き立ったことを覚えているでしょうか。
民衆は時に愚かなものです。
民衆は愚かだから賢い人がやった方が良くなると言う考え方もある程です。

この様に日本では民主政治が定着していますが中々上手く行っていないのが現状です。
経済についても来年消費税が上がりますがそろそろ景気は悪くなるでしょう。
来年消費税を2%上げたら完全に失速するのではないかと言われています。
難問山積です。

基本的に私達は政治家に裏切られ続けています。
政治家は選挙の時は有権者に対し耳障りの良いことを言っていますが当選してしまえば
党の言いなりです。国会に行けば下らないことばかりやっています。
大統領制度の方が良いと言う意見もありますが、私は何が良くて何が悪いということは
ないと思います。

今年も2か月を切りました。
こうしたことに正解はありませんがじっくり考えてみるのも良いでしょう。
大切なことは自分で何か考えることです。読書も良いですね。
これからの時代を生き抜く為にはマスコミ等にあまり騙されず自分の意見を持つことが
大事だと私は思います。
是非考えるくせをつけて頂きたいと思います。

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