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創業者の言葉

スペシャリスト

2016年09月12日

本日はスペシャリストについて話したいと思います。
スペシャリストとは特殊な技能を持っている人のことを言います。
その反対がジェネラリストです。

エキスパートという言葉もありますがエキスパートとは熟練者です。
技能や経験が熟練している人のことです。
その反対がビギナー、つまりは未熟者です。

世に熟練者は多いでしょう。
エキスパートは努力をし経験を重ねて行けばいずれはなれるものです。
一方スペシャリストはその道の専門家です。道を究めて行く人を指します。

多くの大企業にあっては採用した社員を色々な部署につけて
ジェネラリストを養成している訳ですが
ジェネラリストは簡単になれるものではありません。
あらゆる部署で成功しなければなれないのです。

またプロフェッショナルという言葉があります。要するにプロです。
プロは技術が高いかと言えば、高いことは高いと言えます。
しかしお金を持っているかと言えばそうでもない場合もあります。
例えばゴルフは大会の決勝に残っても、優勝すれば2,500万円獲得出来ますが
60位では20万円しか獲得出来ません。
1位と60位ではそんなに差があるのです。

さて我々は何を目指すのか。
我社は技術者派遣業界で技術者を採用しています。
我社はどちらかといえばジェネラリストを養成している訳ではありません。
従って技術者には-技術と言っても様々な技術がありますが、まずはエキスパートを
目指して頂きたいと思っています。
経験を重ね熟練して行けば35歳になる頃にはお客様からの評価が必然的に頂ける
技術者になっている筈です。
もちろんどれだけ努力をするかによりますが。
30歳でもIT系であればお客様から高評価を頂ける可能性はあります。
この場合はかなりのスペシャリストに近いのではないかと言えます。

我社としても切磋琢磨して行かねばなりません。
エキスパートは訓練や時間や経験を重ね失敗を重ねることにより段々習熟して行くもの
です。
年齢を重ねてもエキスパートにならない人は寂しい人生です。
要するにいつまでたっても業務に習熟しないということなのですから。

ではスペシャリストはどうしたらスペシャリストになるでしょうか。
これは専門性が高くなければいけません。
ある分野での研究や特殊な勉強等をかなりやらねばスペシャリストになる訳がありません。
スペシャリストの中でも高度なスペシャリストもいればそうでないスペシャリストもいます。

プロにも高額稼げる人もいれば一銭も稼げない人もいます。
レベルの問題です。プロとはあくまでそれを職業にしている人のことです。
例え年収が100万円でもプロはプロです。
テニスの世界では1ポンドも稼げないプロもいます。
スポンサーがついたり強化合宿選手にでもならない限り中々生活は厳しい様です。
つまりプロとは生活は厳しいものなのです。
プロになることは一般の人には難しいと私は思います。

我々はスペシャリストとジェネラリストのいずれを目指すべきでしょうか。
大企業の採用は総合職と一般職に分かれ総合職はジェネラリストを目指しています。
スペシャリストコースに行くのが良いのかジェネラリストコースに行くのが良いかは
非常に問題です。

能力も無いのにジェネラリストコースに行くと様々な分野のことを少しずつかじった
だけで何も得意なことがないという事になり結果的にお払い箱になりかねません。
一方のスペシャリスト-専門コースはエキスパートにはなり易いものです。
そうすればある程度は稼げます。

会社の都合は別にして、私はどちらかと言えばスペシャリストの技能を身につけて
おいた方が食いっぱぐれがないと思います。
ジェネラリストとは極めてあやふやです。
『お前はジェネラリストではない』と言われれば職を失います。

例えば外資系証券会社のディーラーとかトレーダーといった人は高収入ですが彼等は
成果を出さなくてはすぐクビになってしまいます。
しかしスペシャリストであることに変わりはないのでその会社をクビになっても次の
会社に入ることが出来るのです。

我々が仕事をして行く中にあって得意な技術・技能といったものを徹底的に追求して
行くことは今後ますます重要になります。
これからの世の中の流れがどうなって行くか誰にも分かりません。
過去の歴史を振り返れば大地震もあったし様々な危機もありました。
しかし人類は何万年と歴史を重ねています。
米は何万年前から存在しています。
スフィンクスや万里の長城なども大昔からあるものです。
当時の物不足の中であの様なものを造ったということは相当のスペシャリストが
いた筈です。

現代にあっては相当科学が発達していますから機械で解析やシミュレーションなどが
出来ます。現代ははるかにツールを駆使できる時代です。
インターネットを使用すればアマチュアレベルのことであれば大抵調べられます。

そうしたことを追求して行くか行かないか。
或いはジェネラリストのコースに回るか回らないか。
こういうことを自分の能力と相談して考えねばなりません。
そうは言っても矢張り器が無ければどんなに努力しても限界は来ます。
器とは私が常に言っている目標です。
『今あなたの目標は何か』と問われた時に何と答えるか。
『特にない』と言う人は完全に自己を見失っている状態だと私は思います。

ジェネラリストには簡単にはなれません。そもそも任命されなければならないのです。
ジェネラリストと言ってもスペシャルなものを持っていなければ名ばかりです。

エキスパートとスペシャリストとプロフェッショナルは違います。
ビギナーとジェネラリストとアマチュアは違います。
その違いを自分で紙に書いて検証してみるといったことを是非やってみて頂きたいのです。
そうすることで自分が何を目指しているのか、何を目指すべきかが明確になって来ると
思います。

創業者
西川三郎

ジャパニアス株式会社の創業者、西川三郎が送る”創業者語録”
1948年愛媛県生まれ。慶應義塾大学法学部を卒業し、大手生命保険会社に入社。
その後、中堅エンジニアリング会社を経て、1999年にジャパニアス株式会社を創業。