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創業者の言葉

良い上司、悪い上司

2016年05月02日

本日は上司について話したいと思います。
上司とは元々公務員に限り人事権を持つ組織において自分より役職が上位となる人の
ことを言います。
従って公務員では上司は絶対的権限を持ちます。

一般の会社では労働組合に加入している従業員に対し人事権を持つ上司は存在しません。
人事部などが相対的に評価をするということになっています。

つまり本来の『上司』は国家公務員法第98条に規程されている条文のことを言うのです。
そうはいっても実際には一般の会社でも上司という言葉は使われており、係長や課長、
部長などの役職者は上司と呼ばれています。

私自身、長いサラリーマン生活の中で様々な上司と出会いました。
全く認めてくれない上司、命令ばかりする上司、生理的に嫌な上司、気にかけてくれる
上司。
色々な人がいました。

一般社会において誰しもが色々な上司にぶつかります。
そこで嫌な上司にあたった場合どうするか。
耐えることもあるでしょうし他部署に異動することもあるでしょうし最悪の場合辞めたり
することもあるでしょう。
大企業の場合は良くも悪くも暫くすれば上司は変わるものです。
しかし中小企業の場合は上司がずっと一緒という事もあり得ます。
誰しもが良い上司に巡り会いたいと思うのは自然なことではあります。

しかし『良い上司』とはどういう上司のことを指すでしょうか。
これについては様々な見方があると思いますが、私は部下を成長させる上司が良い
上司だと思います

具体的に挙げて行きましょう。

先ず結果に拘る。
これは『目標を達成しろ』と言う上司という意味ではありません。
最初に目標設定をしてあげる上司ということです。
目標設定の出来ない上司は上司ではありません。
これは私が常に言っていることです。

次に答えをすぐに言わないで部下に考えさせる。
部下に『君ならどう考える?』と問いかけるのです。
直ぐに『これはこうだ!』と言ってしまう上司は宜しくありません。

3番目は過程を重視する。
つまりプロセスを明らかにし改善してあげるのです。
結果だけを追求するのではなくどういうプロセスでそうなったか見てあげられるのが
良い上司と言えます。

4番目は得意なことをやらせる。
これは非常に大事なことです。
出来ないことを幾らやれと言っても欠点をつついて長所にするのは難しいものです。
能力のない分野について努力するのは難しいことなのです。

得意なことを沢山やらせてあげた方が部下は伸びて行く可能性が高いのです。
だからと言って欠点を修正しないのもどうかとは思いますが。

5番目は部下から学ぶ。
上司と言っても所詮人間は未熟なものです。上司も過程に過ぎません。
課長も部長からしたら未熟ですし部長でも役員からしたら未熟です。
ですから上司も常に学ぶ必要があるのです。
そして学ぶ上司は部下からも学ぶということが言えるでしょう。

次に『優れた上司』とはどういう上司でしょうか。

先ずは人望がある人。
人望がある上司とは具体的には人の嫌がることをやる上司です。
雑用を積極的にするなどそういう人が人望を集めるのです。

2番目は部下と同じ部屋で仕事をする。
社長室や部長室などある会社がありますが離れている意味が無いと私は思います。

3番目は謙虚な人。
例えば人望のあるリーダー程、部下より先に挨拶をするものです。

4番目は口で偉そうなことを言うのではなく偉い行動をする。
つまり率先垂範する上司です。
口ばかりは宜しくありません。

5番目は部下に希望を与える上司。
こうなったらこうなるということを定期的に伝えるなど、部下のやる気を継続させる
上司が優れていると言えます。

6番目は口数が多くないこと。
人望を集めている上司程口数が少なく口数が多い上司はあまり良くないと一般的には
言われています。

7番目は部下に指示を出したら任せることが出来る。
根掘り葉掘り聞く上司は大抵駄目上司です。
仮に失敗したら部下は大抵反省するものです。任せる度量がある上司が優れた上司
と言えます。

8番目は知識で部下に勝とうとしないこと。
年が上なのだから知識があるのは当たり前です。人間性で勝負するのです。

9番目は会議ばかりしていること。
不必要な会議ばかりしている上司、或いは不必要な会議に部下を出す上司は駄目上司
です。

10番目は部下と雑談する。
仕事以外の話をしない上司はいけません。
雑談とはコミュニケーションです。そういうことが出来る人が人望を集めるのです。

それでは反対に部下のモチベーションを下げる良くない上司はどんな上司でしょうか。

1番目は指示が細か過ぎる。

2番目は仕事に関する自慢話が多い。それも自慢する程のことでもないような話です。

3番目は説教が長くしつこい。

4番目は圧力で部下を抑え込もうとする。

5番目は部下に残業を強制する。

6番目は言動に一貫性が無い。

7番目は自分ならこうすると部下に言う。

8番目は同じ時間帯に仕事をしている部下しか評価しない。

9番目は口だけで自分はやろうとしない。

以上、上司について述べて参りましたが一つの参考にして頂きたいと思います。

基本的に誰にも上司はいるものです。
先述の通り私も多くの上司と関わりましたが実に様々な人が居たものです。
しかし嫌な上司についた時に人間は鍛えられるのかも知れません。
そして良い上司についた時に人間は伸びるのかも知れません。

先ずはお互い目標設定をして下さい。
目標設定とは上司と部下だけのものではなく会社を経て上司から部下へ流れて行く
訳ですが、お互いの目標を設定しない限り努力しようもないし評価しようもないと
いうのが私の考えです。
印象で評価してはいけません

これを機に是非上司の方と話す機会をもって頂ければと思います。

創業者
西川三郎

ジャパニアス株式会社の創業者、西川三郎が送る”創業者語録”
1948年愛媛県生まれ。慶應義塾大学法学部を卒業し、大手生命保険会社に入社。
その後、中堅エンジニアリング会社を経て、1999年にジャパニアス株式会社を創業。