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創業者の言葉

実行力

2015年12月07日

本日はPDCAに関係する実行力について話したいと思います。

実行力とは端的に言えば計画や理論を実際に行える能力のことをいいます。
PDCAの『D』は行動ですが、行動力とは自分の意志を持ちあることを行う能力のことです。
確実に行動に移す力があるのが行動力です。
実行力は単なる行動力と違い冷静に状況を判断し進めていくことが必要です。
つまり行動力の積み重ねが実行力に繋がって行くのです。

漢字を見て頂きたいのですが行動とは『動き行うこと』です。
『行動する』とはぱっと反応すれば良い。動けばいいのです。
一方で実行とは『行って実りある』ですから行って成果が無ければいけません。
この様な違いがあります。

私は結果の出る行動力を実行力と定義します。
端的に言えば結果が出なければ行動しても意味がありません。

ゴルフを例に挙げてみましょう。
上手になりたいとひたすら打ちっ放しに練習に行く人がいます。
何もしない、或いは頭の中で考えているだけでなく練習に行くのですからこの人には
行動力はあると言えます。
しかしプロに教わるとか自分の欠点を修正するとかそういう色々なことをやった上で
練習に行くから上達するのです。
矢鱈めったら練習しても上手くなりません。

これは行動力であって実行力ではありません。
実行力を得るには先述の通りプロに習い自身のフォームを矯正するなどの方法があります。
それをやって上手くならないのであれば端的に言うとゴルフに関する能力が無いのです。
残念ながらそこに能力が無い人がいくら努力をしても駄目です。
ゴルフはどんなに練習してもスコア100を切れない人が6割いると言います。
経験年数は問題ではありません。

それぞれ向き不向きがあるのです。
それは仕方ないことです。
向いていることをするべきです。
しかしこれが仕事だとそうはいきません。
もちろん営業に向いているとか人事に向いているとか管理に向いているとか、そうした
向き不向きはあるでしょうが。

いずれにしても行動しないことが一番の損失です。
足が出ないのは勇気が無いのか臆病なのか怠け者なのか。
私はそれは目標が無いのだと考えます。

また失敗しないことは大失敗です。
常日頃から言っていますが多くの偉人は失敗を重ねています。
チャレンジしないから失敗しないのです。

そう分かっていても中々行動を起せない人がいます。
そういう場合はまず行動することを目標としたら良いでしょう。
最初は低い目標からスタートするのです。
足が出ないという人はまず足を一歩出すことを目標とします。
考えるばかりで悩み一歩も足が出ない状況がまずいのです。
例えば朝6時に起きている人は5時50分に起きてみるとか少し変化をつける。
そういった些細な行動の積み重ね・継続が習慣化されて実行という段階に行くのです。

目標を高くし過ぎると人は行動に移せなくなります。
尻込みしてしまうと言いますか目標が高過ぎて足が動かない状況になることがあります。

実行は計画が無ければ何の意味もありません。
計画があってそれを実行する。
実行したものは大抵失敗するから反省する。
反省して再実行する。
これがPDCAです。

立派な経営者の方々もPDCAの重要性について言及しています。
ですから『PDCAを知っている』という人は多いでしょう。
しかし目標の立て方まで理解している人はどの位いるでしょう。
身の丈に合った計画・目標を立てることが重要です。
ただPDCAと念仏のように唱えても何の意味もないのです。

目標と計画は違います。
計画というのはシナリオです。
目標はターゲットです。

例えば『売上50億』は目標です。
計画には色々な要素があります。そうでなければ計画は立ちません。
一方目標は色々な要素が無くても良いのです。

目標を立てるのは簡単ですが計画はかなりの能力が無いと立てられません。
世の中で計画と言われているものの中には目標でしかないものも多く見受けられます。

PDCAは深堀していくと奥が深いものなのです。
上っ面でPDCA、5W2Hと言ってもらっては困ります。
我社では社員にそれを60歳まで勉強して下さいと言っているのです。

成果が出ている人はやることをやっています。
そして努力もしています。
皆様には是非とも力をつけて頂きたいのです。
例えば技術職ならば技術を上げて頂きたい。
しかし技術を上げるのは簡単ではありません。
ちょっと資格試験を受けたり本を読んだだけで上がるものではありません。
血の滲むような努力が必要なのです。

ではやる気というエネルギーを引き出すものは何でしょう。
私は信念だと思っています。
私自身も17歳の時から小説家になると言い続け50年です。
今もそれは変わっていません。

信念と体調が合わさった時最良のアウトプットが出ると言われています。
つまり、

信念×体調=アウトプット

です。
体調が悪いといくら信念を持って実行力を高めても駄目なのです。
ですから健康管理が大切ということになります。
大病に罹ればやる気が出なくなります。
そこまでは行かなくても体調が良くないとやる気が起きないものです。

本年も残り僅かとなりました。
年頭に立てた信念の抱負はどうなったでしょうか。
きちんと反省をし再実行をすることでしっかりとPDCAサイクルを回して頂きたいと
思います。

創業者
西川三郎

ジャパニアス株式会社の創業者、西川三郎が送る”創業者語録”
1948年愛媛県生まれ。慶應義塾大学法学部を卒業し、大手生命保険会社に入社。
その後、中堅エンジニアリング会社を経て、1999年にジャパニアス株式会社を創業。