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創業者の言葉

失敗と努力

2014年11月17日

本日は失敗と努力について話したいと思います。

失敗と言うのは字の通り失して敗れることであり、遣り損なうこと、
或いは目的を果たせないことです。
努力とは目標を掲げそこに到達する為に邁進することと一般的には言われています。

人間は何の為に努力するのでしょうか。
常々申していますがそれは目標があるからです。
目標が無ければ努力する必要はありません。
日常の仕事、家事や育児もそうですが、それをただこなしているだけでは努力とは
言いません。
努力とはある目標があってそこに到達したいが為に日々精進することです。

『目標があって日々精進する』ということは誰でもやっていることではないかと
思われるかも知れません。
しかし目標を定めたものの諦めたり挫折したり投げ出したり…人間誰しも上手く
行かないことはあるものです。
そしてそうしたことがあると努力をしなくなってしまう人がいるのです。

本当の努力とは何でしょうか。
本当の努力とは諦めそうになってから『なにくそ』と励む事です。
駄目かもしれないと諦めそうになってから『いやこれからだ』と希望を持って
継いでいくことなのです。
つまり希望が無いと努力は出来ないのです。

トーマス・エジソンは失敗について『失敗ではなくその方法では上手くいかないことが
分かったのだから成功なのだ』と言いました。

多くのノーベル賞受賞者も失敗の連続の中で、何らかの偶然から世紀の発見に至って
います。
それは偶然と言っても『こういうものを発見したい』という強い意志があって実験を
重ねているからであって、そうでない人には偶然発見することは出来ないでしょう。

ギャンブルなど努力もしないで成果を得た時に人は破滅の道を歩み始めます。
特に若い時にラッキーで成功した人が『なんだ、成功なんて簡単だ』と思ってしまう
とその先には破滅が待っています。

イチロー選手の話をしましょう。
野球選手にとって3割3分3厘打つことは大変な名誉です。
そんな成績であれば多額の報酬ももらえます。
しかしイチロー選手に言わせると3割3分3厘、つまり3回に1回ヒットを打つとは
要するに2回は失敗しているということであり凄いことではないというのです。

イチロー選手は1回の成功についてではなく2回の失敗に着目しているのです。
そうして努力を続けているから活躍し続けることが出来るのでしょう。
一方『俺は3割3分打っている』と有頂天になっているような人は堕落します。

イチロー選手はドラフト4位でした。
スイングも基本とはかけ離れた変な振り方だと多くの人から断じられていました。
しかしそこから奮起して現在は大リーグで活躍しています。

イチロー選手に言わせると『理想的なスイング』などないのだそうです。
しかし自分の身体に合ったスイングというものはあり、それを完成させる為に
努力をするのです。

また井上靖という小説家がいます。
その人の言葉に『努力する人は希望を語り怠ける人は不満を語る』というものがあります。
成功する人は他者のことを褒め失敗する人は他者の悪口ばかり言うものです。
他者の悪口ばかり言っている人は成長しません。

自分が前に向かっている時は他者を見て『ああいう人を見習おう』とか『ああいう人に
なろう』とか『あの人に近づこう』と考えます。
反対に後ろ向きになって他人の悪口を言い自分を正当化していると全く成長しません。

もちろん人間誰しも良い時ばかりではありません。
他者の悪口を言ってしまうこともあるでしょう。
しかし国や会社、上司など他人のことをとやかく言う前に自分について反省すべきことが
あるのではないでしょうか。

上を見ている人は、つまり『自分はまだ至らない』と思い続ける人は頂点に立ち易いもの
です。そうでなくともある段階までは行くことが出来ます。

失敗が多い人-失敗を失敗と自分で認識出来る人は相当高いレベルにあると言えます。
失敗とはある理想的な状況を描いて自分は上手く行かなかったということです。
レベルが低い人は『運が悪い』で片づけてしまいます。

失敗したことを丁寧に直していくということをやって行くことが、あくなき努力を
惜しまないことが成功に繋がって行くのです。

人生を振り返って『つつがなく定年を迎えた。子供も成長した。平凡だが一生懸命
やった』と言う人がいます。
しかし平凡とは何でしょうか。
平凡が一番素晴らしいという話もありますが、私はそれは褒められることではないと
思うのです。
私は何かを目指して努力している人に心惹かれます。
私だけでなく多くの人がそうなのではないでしょうか。

努力努力と簡単に言いますが私は自分のキャパシティ以上のことを勧めている訳では
ありません。
しかし『これは出来るのではないか』と思ったことはやるべきです。
そしてそれが出来なかったとしたら圧倒的努力が足りないのです。

圧倒する程の努力とはどういうことでしょうか。
それは目的を達成する為に誰にも出来ないことをすることです。

傍から見ると努力する姿は時に愚かに映ることもあるでしょう。
しかし成功する人とはそうした圧倒的努力をした人であると私は思います。

創業者
西川三郎

ジャパニアス株式会社の創業者、西川三郎が送る”創業者語録”
1948年愛媛県生まれ。慶應義塾大学法学部を卒業し、大手生命保険会社に入社。
その後、中堅エンジニアリング会社を経て、1999年にジャパニアス株式会社を創業。