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創業者の言葉

改善

2012年10月29日

本日はPDCAのAについて話したいと思います。

Aは『Action』であり改善と訳します。
改善とは辞書では『悪いところを改めてよくすること。』とされています。
Aを次のPに結び付けて螺旋状に回転して行くのがPDCAサイクルです。

Cの時にも話しましたが、物事が上手く行かない原因はPDCAの内PとDしか
ないからです。
その上Pが甘い。『やるしかない』と言って実行し大した評価もしない。
計画と実行を繰り返すだけではCとAが不足し機能不全に陥ります。
単純に実行し、出来た・出来なかったの繰り返し。

PDCAが機能しないのはC、つまり評価が上手く行かないからです。
プロセスということを理解して頂きたい。
プロセスとは結果だけで評価するのではありません。プロセスを見なくては
評価・改善に繋がりません。

帰納法と演繹法というものがあります。
帰納法とは個々の事実から一般的原理を導き出す推論です。
日本人は農耕民族ですから結果から、つまり帰納法で考えがちです。
結果から評価するのでプロセスを評価しません。
そうして『あの人は生まれが良いから』とか『あの人は学歴があるから』と妬んだ
りします。

しかしビジネスでは『何故その結果になったのか』を考えねばなりません。
そこには必ずプロセスがあります。

演繹法とは欧米のやり方で、一般的に正しいとされている事から個々の事柄の
正しさを導き出す推論です。
これは全く発想が違います。
ビジネスには演繹的な考え方が向いています。

P・D・P・Dという悪循環を脱却しPDCAに繋げて行くのに必要なことはP・D時の
情報収集です。
情報をやたら集めても仕方がありませんが、現場も見ずに作った計画は必ず
上手く行きません。

実際現場の実行者が計画を何も知らない事が悪循環の原因にもなります。
情報収集能力が無いと単なる処理にしかなりません。
情報とはプロセスです。情報は刻一刻と変わります。
例えば為替が変動すれば業績は変わります。情報を集めた上で『何が原因
だったのか』考え策を講じます。
そこで次のPを立てるのです。PDCAには終わりはありません。

人はPDCAを利用して成長します。
人は才能ではありません。エジソンが言うように99%の汗と1%のインスピレー
ションです。
良い指導者の下についた人が成長するのはPDCAサイクルが機能しているか
らです。
とはいえPDCAは簡単に出来るものではありません。

結果主義はノルマといいます。
それは時には有効なこともありますが私は好きではありません。
だからこそ我が社には行動指針があるのです。

4週に渡ってPDCAをおさらいしましたが次は我社のもう一つの行動指針である
5W2Hについて改めて話したい思います。

創業者
西川三郎

ジャパニアス株式会社の創業者、西川三郎が送る”創業者語録”
1948年愛媛県生まれ。慶應義塾大学法学部を卒業し、大手生命保険会社に入社。
その後、中堅エンジニアリング会社を経て、1999年にジャパニアス株式会社を創業。