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IT系・機械系・電気電子系エンジニアのやりがいと魅力を網羅的に解説!

エンジニア基礎知識
IT系・機械系・電気電子系エンジニアのやりがいと魅力を網羅的に解説!

エンジニア職は技術分野や担当業務によって職種が細分化されており、それぞれの職種で役割や仕事内容は異なります。エンジニアへの転職を検討していて、仕事のやりがいや魅力を比較検討したい方もいるのではないでしょうか。 分野別の仕事内容とやりがい、エンジニア全般に言えるやりがいや魅力を知ることで、どの分野や職種で活躍するかを具体的に検討できます。技術発展の担い手として、希望の職種と勤務地で活躍しましょう。そこでこの記事では、エンジニアのやりがいと魅力についてご紹介します。

 

まずは基本情報!エンジニアとは何か?

技術の分野にはIT系・機械系・電気電子系などがあり、それぞれの分野の仕事に専門の技術職、つまりエンジニアが従事しています。さらにそれぞれの分野で職種は細分化されており、やりがいは職種によってさまざまです。まずは「エンジニアとは何か」という基本情報を解説します。

 

エンジニアはITエンジニアだけではない

エンジニアといえば今やITエンジニアを意識することが多いかもしれませんが、多くの機械は機械系や電気電子系のエンジニアが設計・開発するハードウェアに、ITエンジニアが設計・開発するソフトウェアを搭載して動作しています。

 

例えば、AI(人工知能)や通信機能を搭載したロボットを作るには、ハードウェア・ソフトウェア両面の高度な技術が必要です。

 

ハードウェア系の技術が進展すればソフトウェアの技術的限界が拡張され、ソフトウェア系の技術が進展すればハードウェアの技術的制約を取り払うことを求められます。両者は相互補完的かつ並行進化していく関係にあり、機械系や電気電子系のエンジニアもITエンジニアも社会にとって不可欠な存在です。

 

エンジニアのやりがいは職種によってさまざま

スマホはハードウェアだけ見ても筐体・ディスプレイ・カメラ・各種センサー・スピーカー・マイクの他、バッテリー・CPU・メモリ・ストレージといった多くの部品からなる精密機械です。さらにOS・ミドルウェア・各種アプリといった多くのソフトウェアを搭載して、小型の多機能デバイスとして動作します。

 

自動車であればさらに構成部品は多く、大別してもボディ・シャーシ・エンジン・ドライブトレイン、その中にエンジン制御ECU・エアバッグECU・セキュリティシステム・リモートエンジンスタータといった電子機器や組み込みソフトウェアを搭載する大型の精密機械です。

 

これらのハードウェア・ソフトウェアを多くの機械系エンジニア・電気電子系エンジニア・ITエンジニアが分担して設計・開発・製造・組み立て、便利な機械が生まれています。製品・サービスのライフサイクルには品質管理・生産技術といったさまざまな専門職が関わるため、エンジニアによってやりがいもさまざまです。


【職種7分野別】エンジニアの仕事内容とやりがい

多くの方から「エンジニア職は業務がきつい」というイメージを持たれていると思いますが、大部分の現役エンジニアが「この仕事をやってきてよかった」と感じていることも事実です。では、満足度の高さにはどのような理由があるのでしょうか。7種類の分野別に、エンジニア職の仕事内容とやりがいを解説します。

 

ファームウェア系システム開発のやりがい

PC・サーバーといった汎用コンピュータや、デジタル家電・スマホ・家庭用ゲーム機といった電子機器の基本的な制御のために、ROMやフラッシュメモリに直接書き込まれる組み込みソフトウェアを「ファームウェア」と呼びます。ファームウェア開発に携わるエンジニアは、機器に最も根本的な命令を与えるため責任は重大です。

 

ファームウェアが完成しないと機器は稼働できず、開発や不具合解析のために長時間労働になることも珍しくありません。それだけに機器が稼働を始めたときには、苦労を乗り越えたことで大きな手応えを得られます。

 

担当した製品が実際に購入されるのを目にしたり、高評価を得たりしたりするのも誇らしい気持ちになれる瞬間です。

 

Webオープン系システム開発のやりがい

さまざまな開発元のソフトウェアやネットワーク機器を組み合わせ、インターネット接続を前提に構築されたシステムを「Webオープン系システム」と呼びます。例えば、Webサービス・スマホアプリや、Web環境を利用する業務系システムです。

 

システムエンジニア・プログラマーをはじめとして、さまざまなITエンジニアが開発に携わります。開発するシステムによって規模は異なりますが、開発に携わったWebサービスやスマホアプリが人気を博すと、自分の仕事に対して大きな価値を見出せるでしょう。

 

担当したセキュリティソリューションや業務システムについて、企業の担当者から感心や感動の言葉をもらえたときも、「やってきてよかった」と大きなやりがいを感じられます。

 

パッケージソフト開発のやりがい

「パッケージソフト」は特定機能に特化した市販ソフトです。例えば、家電量販店で販売されるゲームソフト・セキュリティソフト・会計ソフト、企業向けの人材管理システムや介護支援システムがこれに当たります。

 

開発元はベンダーで、他のシステム開発と大きく違う点は発注元がなく自社開発であることです。自社開発なのでクオリティや納期に制限がありません。システムの細部までこだわり、技術をフル活用して突き詰めた設計・開発ができるので、満足度が高い分野です。

 

多くの一般ユーザーや企業が選ぶパッケージソフトであれば、開発に携わるシステムエンジニアやプログラマーは社会貢献度の高さを感じられます。

 

企業担当者から「大幅な業務効率化ができた」というフィードバックや、「あなたがいなければ業務が成り立たない」などの声をもらえた際に、大きな喜びを感じるエンジニアも多いでしょう。

 

機械設計エンジニアのやりがい

「機械設計エンジニア」は機械が動く仕組みや構造を設計する機械系エンジニアです。CADによって設計図を書き起こし、CAMによる仮想製造やCAEによる設計データのシミュレーションをするのが主な仕事内容です。

 

力学の知識やモノづくりのセンス、アイデアを形にする論理的思考力を駆使し、製品の根幹となる枠組みを作ります。CMやカタログでクローズアップされる部品の開発に携わると、「あれは自分が作ったモノ」という誇らしい気持ちになれる職種です。

 

長時間労働で自身の子どもに構ってやれなかった機械設計エンジニアが「設計に携わった自動車に成長した子どもを乗せたときは、とても感激した」というエピソードなど、エンジニアだからこそ得られる達成感もあります。

 

回路システム設計エンジニアのやりがい

「回路システム設計エンジニア」はアナログ回路・デジタル回路を設計する電気電子系エンジニアです。アナログ回路は電源・駆動部品の制御や周波数・電流・電圧といったアナログ信号の処理をする回路、デジタル回路は電子機器におけるデジタル信号の処理・制御をする回路を指します。

 

身の回りのほとんどの機器に組み込まれている回路の設計をするのが、回路システム設計エンジニアの仕事です。間違いが許されない職種ですが、それだけにモノの根幹を担っているという意識が働き甲斐になります。

 

AIや通信機能を搭載した自動車やデジタル家電が一般化し、IoT機器が爆発的に増加する中で、機器に必須の電子回路を設計することで社会貢献度を強く感じられる職種です。設計に携わった機器が実際に稼働している場面を目撃する機会もあり、エンジニアとしての喜びは深いでしょう。

 

品質管理エンジニアのやりがい

「品質管理エンジニア」は製品の品質をチェックし品質保証をする、生産工程の責任者です。さまざまなフレームワークを駆使して品質を管理・分析し、製造現場におけるPDCAサイクルを支援します。

 

品質管理エンジニアの決定が製品の品質を決めるため、クライアントやエンドユーザーの満足度を左右する職種です。責任は大きい反面、製品の信頼性や企業価値に貢献するため大きなやりがいを得られます。

 

開発プロジェクトではクライアントの求める仕様を満たせずに納期がずれ込むケースもありますが、品質管理エンジニアの働きが認められて納品につながることもあり、プロジェクトチーム全員から喜ばれるポジションという達成感もあるでしょう。

 

生産技術エンジニアのやりがい

「生産技術エンジニア」は製造業において製品・部品の効率的な生産体制を築く職種です。新しい生産技術の開発や加工手順の決定、工場や生産拠点に所属して生産体制の課題抽出や改善、新規生産ラインの立ち上げや工場の増設・新設に従事します。

 

ローコストかつ短納期で高品質なモノを生産することを求め、生産効率アップの要となる職種です。仕事内容は製造業のコストや利益、信用に直結するので、企業への貢献度も高く取り組みがいがある業務です。

 

工程内不良の多い製品があった場合、多角的な分析や複数の対策によって不良を根絶すると、結果がダイレクトに分かり実感も大きいでしょう。

 

エンジニアの主なやりがい6選

エンジニアは職種によって技術分野や業務範囲が異なるので、「この職種だからこそ感じられるやりがい」というものがあります。一方で、技術分野や業務範囲に関わりなく感じられる「エンジニアだからこそ感じられるやりがい」も豊富です。ここでは、主なやりがい6選を解説します。

 

想定外のアクシデントを乗り越える達成感

エンジニアは前例のない製品・サービスを設計・開発することも多く、開発プロジェクトにはトラブルがつきものです。不具合が多く解決策を見いだせない局面、納期が迫り肉体的にも精神的にもつらい状況は多々あります。

 

しかし、エンジニアは1人ではありません。開発はチーム体制で進めることが基本で、プロジェクトメンバー全員の知識・技術を結集して納品を目指します。無事納品を迎えれば、チームワークで困難な状況を乗り切った達成感が得られるでしょう。

 

自身が見いだした画期的なソリューションにより開発を大幅に効率化し、エンジニアとしての優秀さや成長を実感することもあります。

 

自分の手がけた製品・サービスが使われる喜び

エンジニアが設計・開発する製品やサービスは、実際に社会の中で利用されます。ユーザーは一般消費者や企業、官公庁とさまざまで、海外で利用されるケースも珍しくありません。

 

自身の手がけた製品・サービスが使われている状況を目撃する機会、うれしいフィードバックを見聞きする機会はよくあります。苦労して仕上げた製品・サービスがさまざまなユーザーの手に届き、役立っていたり喜んでもらえたりすることは、エンジニアだからこそ感じられるやりがいです。

 

街中で目にする製品が自身の設計であったり、話題のサービスが自身の開発であったりすると、エンジニアを続けてきてよかったと思えるでしょう。

 

多くの人に感謝される喜び

エンジニアの仕事はユーザーにとって画期的なソリューションになることも多々あります。一般消費者や企業はより便利なツールを常に求めていますが、新たな技術や価値を社会に生み出し、具体的な形で提供できるのがエンジニアです。

 

イメージはあっても見つからなかったソリューションを提供したり、画期的な技術による大幅なコスト削減・業務効率化を達成したりして、「あなたがいなければ困る」と言われるオンリーワンの知識・スキルを持つエンジニアも目指せるでしょう。

 

こういった価値を提供するエンジニアは多くのエンドユーザーやクライアントから感謝され、状況によっては英雄視されることもあります。

 

アイデアや技術が発揮される喜び

エンジニアは自身のアイデアや技術が仕事に直結する職業です。優秀なエンジニアは大勢いますが、全てのエンジニアが問題に対する的確なソリューションや飛躍的な発想を持っているわけではありません。

 

技術の組み合わせや問題解決のアプローチは多種多様です。キャリアの浅い間は技術が不足しがちですが、誰も考えつかない方法で問題解決ができるケースもあります。

 

技術力だけでなく発想や創造性でも勝負でき、大きな達成感を得られるのもエンジニアのやりがいです。成長が目に見える形で仕事に反映され、個性を発揮して優秀なベテランエンジニアからも一目置かれる存在に成長できます。

 

記憶・記録に残る仕事ができる喜び

エンジニアが携わる製品やサービスはニュースに取り上げられることも珍しくありません。自身が担当した部品や機能がクローズアップされるケースもあることは、エンジニアの醍醐味のひとつです。

 

いつか使われなくなる製品・サービスであっても、ユーザーの記憶やインターネット上の記録として残ります。開発プロジェクトには特許が関わるケースも多く、イノベーションに携われることもポイントです。

 

「あの技術の元になったプログラムを書いたのは自分」「この製品のファーストモデルを設計したのは自分」といった、一生ものの仕事ができるのもエンジニアならではといえるでしょう。「人生においてこれを達成した」というかけがえのない確かな記憶が得られるのも大きなやりがいです。

 

「社会を便利にするのは自分」という実感

社会は工業化社会から情報化社会へと発展し、いまIoT・AI・ロボット・ビッグデータといった新たな技術を産業・社会生活に取り入れた「Society 5.0」へ向かおうとしています。

 

この社会的な構造改革の立役者となっているのが、技術の担い手であるエンジニアです。エンジニアの仕事は技術の発展を主導しつつ応用範囲を広げ、社会に浸透させていく役割を担っています。

 

全てのエンジニアは何らかの形で社会発展に寄与しているといえるでしょう。エンジニアは単に消費されるだけの歯車ではなく、「技術によって社会を支え進化させる当事者である」という実感が得られます。

 

エンジニアとやりがいの関係性

エンジニアならではのやりがいは豊富で、その職種だからこそ得られるやりがいもありますが、ただ漫然と仕事をしているだけでは大きなやりがいは得られません。やりがいを得られるエンジニアの共通点や、やりがいが仕事に与える影響、エンジニアとして仕事をする魅力を解説します。

 

やりがいを得られるエンジニアの共通点

エンジニアのやりがいはさまざまですが、やりがいを得られるエンジニアの共通点は、真剣に仕事に取り組んでいることです。

 

エンジニアは特に目的意識がなくても、仕事を続ける中で「スキルアップを実感した」「新たな仕事を任された」といった小さなやりがいを得ることはできます。しかし、プロジェクトの一員であるという実感が薄ければ、結果に対して大きな感動は生まれません。

 

困難な状況に対して、持てる知識・技術を総動員して問題解決に当たると、結果が出たときに深い喜びを得られます。「自身はエンジニアである」という自負を持ち、責任感を持って仕事に向き合う先に大きなやりがいがあるでしょう。

 

やりがいがエンジニアの仕事に与える影響

エンジニアが携わる製品・サービスやプロセスはさまざまで、職種の数も豊富です。それぞれの職種には多くの技術が関連し、職種を極めるには長い年月と不断の努力を要しますが、やりがいを得たエンジニアは「あらゆる技術を吸収したい」と思うようになる傾向があります。

 

エンジニアとしての喜びを知ることで、製品・サービスが世に出ていくことを意識するようになり、仕事に対する責任感も強くなるでしょう。

 

困難な状況であっても過去の成功体験が心の支えになり、ワンランク上の仕事ができるようにもなります。こういったポジティブフィードバックが蓄積することで、より深く仕事に向き合うようになり、さらに大きなやりがいにつながるのがエンジニアです。

 

エンジニアとしての仕事の魅力は?

エンジニア職を長く続けたいと考える現役エンジニアは、「何かを生み出すことやモノづくりが好き」という傾向があります。日々モノづくりに携わるため、「毎日帰宅時間が遅くても挑戦したい」と考えるエンジニアもいるほどです。技術を活かして仕事をすること、その結果が形になって残ることはエンジニアの醍醐味といえるでしょう。

 

技術は陳腐化することも多いので、最新技術をキャッチアップし続けていく姿勢を求められます。技術的なスキルが注目されがちですが、クライアント・エンドユーザーとの関わりやプロジェクトチームとの連携も多く、コミュニケーションスキルやマネジメントスキルといったヒューマンスキルが仕事に活かせるのも魅力です。

エンジニアとして活躍するならジャパニアス!

ジャパニアスはAI・IoT・クラウドをはじめとした先端テクノロジー事業を営んでおり、ハードウェア・ソフトウェア・インフラも含めて日本のエンジニアリング業界を支え続けています。現在はAI関連事業を中心に展開しており、1999年12月の創業以来黒字成長中です。

 

IT系だけでなく機械系・電気電子系のエンジニアもさまざまな分野で活躍できます。全国各地に拠点があり、希望の勤務地で就業できることも強みです。エンジニアとしての転職・キャリアアップをお求めなら、ジャパニアスの中途採用枠にご応募ください。

まとめ

身の回りにある全ての機械やIT関連の製品・サービスは、さまざまなエンジニアが設計・開発・製造や品質管理に携わることで生み出されています。

 

エンジニアは技術発展の立役者であり、全てのエンジニアが何らかの形で「社会をより便利にすること」に寄与しているといえるでしょう。職種によってやりがいはさまざまですが、技術を活かして真剣に仕事に向き合えば、大きなやりがいが得られます。

 

ジャパニアスはAI関連事業を中心に、ソフトウェアからインフラ・メカトロニクス・エレクトロニクスまで幅広い分野で事業を展開しています。さまざまな専門分野のエンジニアを随時募集しており、第一線での活躍が可能です。エンジニアとしてのやりがいをお求めなら、ジャパニアスの中途採用枠にご応募ください。

 

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